ヒマラヤ山脈の
天然古代みょうばん石

ヒマラヤ古代みょうばん石
【天然フィトキリ】
古代みょうばん結晶

古代みょうばん石を水を使い滑らかに使用する事で皮膚の収れん効果が得られることが良く知られています。飲水を作るために利用したり、防臭剤としても役立つため、制汗やデオドラントとして、現在のネパールカトマンズに於いても皮膚炎の鎮静や髪の毛を強くするなどの目的として、1家庭に必ず1つはフィトキリを常備し、家庭内で受け継がれています。

現在、日本に於いて知られている一般的なみょうばん粉は化学反応より他原料との結合で作り出されています。
発色剤や膨張剤など食品添加物としても使用されているものなどが知られていますが、こちらは科学的に再生されたもので、薬品や化学工業の分野で幅広く使用されています。漬物の色や菓子類の膨張剤など、現代の食文化において欠かせない存在となっています。

天然みょうばんはどこにあるか・・・

15世紀の古代ローマでも様々な用途に自然の明礬(みょうばん)が使われて来た記述が残されています。

火山岩が明礬の結晶で満たされたもの
→フィトキリ 天然みょうばん
結晶から明礬石へと変化
→アルナイト ストーン

明礬石の原石は細かい結晶の集合体です。
明礬はこれらが火山岩中の隙間に入り込んで生成するのですが、岩石そのものを明礬の結晶が満たしてしまう場合があります。
その結果、岩石自体が明礬の塊となってしまうことを「明礬石化作用」

「明礬石化作用」のものが、ヒマラヤ古代みょうばんであり、こちらの塊をフィトキリと言い、ネパールでは現在でも家庭内の常備薬としてどちらのご家庭でも大事に使われている貴重な自然薬です。
(ロックソルト、古代岩塩などと同じ風化と作用で出来た鉱物です)

日本国内でも〜
明礬石化作用した岩石で有名な土地、
別府温泉郷の八湯の一つとして知られる
「明礬温泉」(みょうばんおんせん)と知られている所があります。この土地にある多くの岩石は明礬の結晶に満たされ、明礬石へと変化しているとのことです。
岩石が火山性のガスや温泉作用などによって変化、生成した結果の鉱物が明礬石となります。

ヒマラヤ山脈では、太古の海原が地殻変動、地震、フォールシフトなどを繰り返し、風化と共に閉じ込めた海水が何億の時間を超えてまた現れる。

万能薬を超えて、魔法のフィトキリと呼べる使い勝手がありそうな明礬石。
ヒマラヤの天然ならではの更なる古代みょうばんの使い勝手は期待以上ではないかと思われます。

Written by Ramesh Sunam(早稲田大学講師)

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